盆もようやく終わり、其々の平常の生活に戻り娘たちも自分たちの巣へ帰っていった…
笑われるかも知れないが、離れていると追いたがる親心とでも言うのでしょうか…中々子離れ出来ずにいる我が身が鬱陶しくなってしまうのでした…
このblogを書き始めた頃に戻りますが、僕は本家直系の五代目にあたるものです…。
仰々しく本家直系五代目と語っていますが、三代目からは貧乏のどん底暮らしだったと伝えられています。
四国香川県から北海道に夢を託して北上して来たまでは良かったが…荒れ果てた大地が騒然と広がっていたそうだ…
当時は自分で広げた分だけ自分の物になる土地事情…2代目の広げた農地は、自分の住んでる土地に留まらず、現の旭川市神楽町から千代ヶ岡から美瑛町まで及んでいたと聞かされています☝️
使っていた小作人は1000人は下らなかったとも聞かされています…しかし、欲は尽きず、よせばいいのに、鉱山に手を出して失敗してしまったのだと聞かされています…。
多分、この鉱山発掘に夢を託し北海道に夢を託し北上したのじゃないのかと自分なりに思っています…。
人が良過ぎた結果になってしまい…人件費作りに、あれだけあった土地も売り払い、挙句に自分の住んでる所まで貸す始末…。
地主から小作人に降格した負け犬の遠声は「夢が俺を狂わせた!」…なんとも情けないご先祖だったのかと嘆き崩れます…。
「夢が俺を狂わせた!」ではなくて「欲が己を狂わせた!」になった結果だと…。
失敗して、初めて気づくもの…
しかし、三代目、四代目にまで及ぶ借金地獄の人生を背負わせた二代目の自己中判断には呆れるくらいビッグな根性には、僕には持ち合わせのないスケールの大きい人だったことには、ある意味、敬意を表する…。
三代目、四代目…お辛かった人生だったでしょう…しかし、あなた方のお陰で、僕は五代目として生き延びてきました。
しかしながら、時の変化や流れには逆らえず
六代目は…残念ながら継承にはならず…
おそらく、僕の終わりの日が来れば…先祖の墓と四国香川県から続いてきた五十代の仏壇もお焚き上げとさせていただきます…。
永継承とは難しい世の中になりました…
僕の末路は散骨とし、墓は取り壊し、全て消してしまう所存です…どうか、ご先祖様方、恨むのであれば僕を恨んでくださいませ…
娘たちは何も知らないことです。どうかお許しを…。
侍 美樹生
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2018.08.18 11:23
2018.08.18 11:18