トレペに続き納豆が品薄？　感染予防効果に根拠なし｜テレ朝news

　「納豆」が新型コロナの影響で一時、品薄の状態になりました。 　どうしたらいいのか分からない時、つい人と同じ行動に走ってしまう集団心理。マスク、トイレットペーパーに続き、納豆も品薄に？納豆の生産地として知られる茨城県で、今のところ新型コロナウイルスの感染者が出ていないのは納豆効果に違いない、そんな憶測も需要に拍車を掛けています。確かに都内のスーパーでは先週…。 　アキダイ関町本店・秋葉弘道社長：「コロナウイルスに効くというものは多分、何もまだないと思う」 　と、皆さん分かっていても…。 　アキダイ関町本店・秋葉弘道社長：「分からない病気だから、免疫力が上がる食材として紹介されると皆食べますね」 　その結果、納豆はお一人様1点までと個数制限せざるを得ない状況に。そんななか、消費者庁は10日に「新型コロナ対策！天然藁（わら）納豆にウイルスは勝てない！」など、あたかも予防効果があるかのような広告が出回っていると注意喚起。重要なポイントは…。 　消費者庁の会見：「コロナ感染予防に効果があるという合理的、客観的な証拠を持っているようなものは、現時点においては存在しない、ということを知って頂きたい」 　安心して下さい。大手食品メーカーによりますと、納豆の出荷数は前年同時期の2割増しだそうです。この店でも、10日までしていた一人1点の限定販売を11日は取りやめ。 　一方、臨時休校で普段はいないお子様が家にいる。それが新たな需要を呼んでいます。 　アキダイ関町本店・秋葉弘道社長：「カレーなんかでも甘口がよく売れていたりとか、レトルトでも子ども用のカレーとかも売れているような状況になっている」 　もう1つ、家にこもる人が増えたことで予期せぬ事態が。 　アキダイ関町本店・秋葉弘道社長：「外食が落ちている。問屋さんの方には飽和状態になっている在庫が。通常だと2980円とかで売るようなものなんですよ。A5ランクのお肉なので。こういう価格で食べられるのはチャンス」 　消費者にとっては悪い話ではないはずです。