もう 何年になるのだろうか……
こうして窓から外の景色を観たり、体調の優れない日は部屋の天井を眺めてはため息ひとつ…
眠ると過去の辛かった思い出や涙した思い出たちが蘇る…泡のように沸いては消えていく…
どうしていつも見る夢は、悲しい思い出や辛かった思い出たちなのだろうか…楽しかったこともあった筈なのに
返って希少な楽しかった思い出の方が心に焼き付きそうに感じるのだが…。
僕は生まれついてスタートから脱線して生きてきた…親の意のままに従い貧乏農家の下で生きてきた…
本当は大っ嫌いな職業であった…親の働いている姿からは決して憧れなど微塵も感じられなかった…それほど過酷に映った。
我が家は親の先代に大きな借金を拵え
その返済により苦労をして来た…その中で僕ら3人の子どもと姑を食べさせ
父親の兄弟も居たのだから それは正に貧乏のどん底だったに違いない…。
絶対しない農家と思っていた筈の思いが崩れてしまったのは 僕が小学校の四年生であった…アレは夏の頃の話しである。会合から帰宅中に前方から来る対向車のライトに目が眩み道路から外れて奥深い側溝に落ちた。
その時、運悪く脊髄を打ち声は出ないわ身体も動かすことも出来ず居た。
2〜3時間後同じ会合に出てた人により連絡があり大人6人がかりで引き揚げたそうだ…。
コレが原因で小4の少年は自由を奪われた…なにもかも振り解いて逃げれば自由になれたかもしれない…しかし幼少の身で何ができようか…。
不幸の連鎖とはあるものらしい…いつも気にしながら生きてきた…忘れようとして狂ったように遊びまくった時もあった…しかし現実は変わらない…。
そして今は慢性閉塞肺疾患肺気腫。
COPDと言った方が解りやすいだろうか?…ストレスとの闘いであった…。
不幸の星の下に生まれた者は、やはり招き入れるモノは不幸でしかないのであろうか?…。
しかし不幸の星の下でも辛うじて妻と細やかに生きている コレが僕の一番の幸せだったんだろうか?…
by美樹生
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2020.07.11 23:59
2020.07.11 23:22