是か非か…

何十年に渡る宿題とその集大成を正す時が来てしまった…
生涯独身で ある事情により引き裂かれてしまっていた弟の行き場の無い怒りやら悲しみを 解き放すのは今なんだ…

今から56年前の話になる…母親の姉弟である夫婦に子が出来ず姉であるのを見込んで「知らない人間の子より信頼のある出所のハッキリしている子が良い」と嘆願してきた。と母親が生前の時に聞いていた…

物心ついた頃に あれだけ厳密にしていたにも関わらず アッサリ近所の隣人から「やっぱり似てるな!○○さんの弟さんでしょう?…お母さんのお腹大きかったから妊娠していたのは気づいていたけど何故居ないのかなあと思っていたらちゃんと居るじゃない(笑)」

当時、中学生になっていたかどうかの話しである…。彼は悩んでいた…その悩みを払拭するように器械体操に専念していった…しかし、その時代も過ぎ社会人として生きていた頃 父親がなくなり残った母親は身体の健康を崩し病院の入退院の繰り返し…彼も心が折れかけてあたのだろう…毎日、僕の母である産みの親へのデス電話…「なんで引き離した!売ったのか⁈ 4人姉兄弟で居たかった!」と随分と母を困らせていた…やがて僕の母は痴呆症が加速するように進み、施設行きになってしまった…生涯を終えるのに15年の月日が流れた…皮肉にも、その時の僕は母の死に目にも会えず救命急棟室で生死を彷徨っていた…。
母親の葬儀の集合写真には僕が座るべく場所に、ちゃっかり弟が座っていた

6年前…半腐乱死体になって発見した弟は死後数ヶ月経過していると警察が語っていた…父親が死んだ年齢と同じだ!…コレも何かの因縁か?…。

さて、問題は相続人問題だ…戸籍は従兄弟…三親等からは除外される…
兄弟である証はDNA鑑定だろう…?
しかし、もう6年が過ぎている…
せめて遺書でも有れば…恐らく急死だったのであろう…

不思議なこともあるものです…
弟の誕生日は12月19日…僕の誕生日は11月19日…実の父親の誕生日は6月19日…亡くなった年齢は55歳…弟の亡くなった年齢も55歳…そして僕の生死を彷徨っていた時も55歳であった…
ただの偶然であろうか?…
考えるまい!因縁とか執念、宿命とか
今は考えたくない…
せめてあの世で親子連れで楽しく過ごせていると願いたい………
by美樹生




美樹生の窓  【四方山話】日常生活においいての気つ”き

【日常のblog】 北海道の片田舎に住むシニアの独り言を語って居ます。幼少の頃から引っ込み思案で中々前に出ないで いつのまにか大人…COPDと言う厄介な持病を抱え職をリタイア…しかし、立ち位置が変わって見えてきたものもある 果たしてこの先の人生をどう読む…あなたと一緒に考えたい☝️

1コメント

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  • Mr.Ojisan

    2020.08.19 06:59

    ブログだからこそ語れる人生ドラマですね。それぞれの立場での苦悩たるや...。まだまだ沢山抱えていそうに思えます。ここで吐き出して少しはスッキリして下さい。