弱肉強食の世界、生存の鍵は「低速で方向転換」

ネットニュースでこんな記事を見た…。

ライオンやチーターは狩で狙う被食動物より足が速く力が強い上に、敏捷性も劣らず高いが、シマウマやインパラは驚くべき戦術を酷使して自身の弱点を補っているとの研究論文が24日、発表された。逃げるスピードを緩めて、大型ネコ科動物たちを幻惑するのだという。
英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された論文は、ネコ科のライオンやチーターは全速力で逃げる被食動物との距離を詰めることに長けているため、早く走ることはまさに命取りの行為なのだと述べている。
論文の種執筆者で、英ロンドン大学(University of London) 王位獣医カレッジ(Royal Veterinary College)のアラン・ウィルソン(Alan Wilson)教授は、AFPの取材に「全速力で逃げるとそれ以上加速することができず、被食動物の動きを予測しやすくなる。うまく立ち回る機会を得られるからだ」と説明した。
その証拠は、被食動物の捕獲率だ。シマウマを狙うライオンとインパラを狙うチーターは、被食動物を追うと3回に2回は取り逃がしてしまう。
今回の研究では、アフリカ南部ボツワナの北部にある草原地帯で、ライオン9頭、チーター5頭、シマウマ7頭、インパラ7頭にそれぞれ特別な首輪を装着し、データを収集した。調査対象の動物は全て野生で、草原を自由に歩きまわっていた。
首は5500回以上にわたる動物の高速移動で位置、速度、加速度、歩数、一秒間に何回方向転換できるかなどのデータを記録し、これまでにないほどの膨大な情報をもたらした。
研究チームはまた、世界選手権クラスの運動選手を対象に実施されるような筋力測定用の生体組織検査も行った。
分析の結果、ライオンとチーターの運動能力は被食動物に比べて著しく高く、走る速度で38%、加速力で37%、急に減速する能力で72%、それぞれ上回っていることがわかった。さらに筋力も被食動物より20%高かった。
これほど明確に有利な点が捕食動物側にあるにもかかわらず、シマウマとインパラは追われて逃げている間、ネコ科動物たちがほんの1、2歩後方に迫ると、その目いっぱい伸ばしたカギ爪から逃れるために予測不能な動きをすることで優位を保っていた。
「被捕食動物は狩の行方を決めており、ただ逃げるのではなく、土壇場で方向転換しなければならないことを理解している」と、ウィルソン教授は説明した。
【翻訳編集】 AFPBB News
このニュースを見てフト思ったのだが、この記事を書いた筆者は何か他のことも言いたかったのじゃないのかと思う。

今まで、野生の動物の世界では「弱肉強食の世界」と定説とされていたが 以外や以外、捕獲率は低い事には驚いた!人間の社会であれば「最後まで諦めない!」の精神と言う所であろうか? 
人間の世界、いや社会では昨今、非常にこの「弱肉強食」感が目立ってきている…しかも
理由は身勝手な私欲的な理由でた!

今回の研究発表のように人間も「弱肉強食」に成らず、弱い者こそ知恵を酷使して生きなければならないと被捕食動物から学びたい。
美樹生











2コメント

  • 1000 / 1000

  • 美樹生

    2018.01.26 10:58

    @Mr.Ojisanご同意ありがとうこざいます😊👍
  • Mr.Ojisan

    2018.01.26 10:52

    同感です👏👏👏