美樹生 第2章(最終章)

不器用ながらも高校へ進学した美樹生は入学式も終わり2日目の午後であった。
1年先輩にあたる2年生が数人、美樹生の周りを取り囲みこう言った「オマエ!生意気なんだよー!」と殴る蹴るの虐待を受けました!
サッパリ意味がわからないまま家に帰る。
あんの上、祖母に見つかり、親にまでその話は伝わった…すると父が「意味のない暴力被害にあったのなら、これは自己処理する範疇を超えている。明日、父さんが校長と話し合おう」と言うことになり、その日は、何時もの父よりも逞しく見えた…。

次の日、父と共に学校に登校した。廊下を伝い校長室の前のドアにノックをし「昨日、話した父兄の○○ですが ただ今参りました」
ドアノブを回し中に入って行く…
状況を説明して校長の意見を仰いだ…。
校長は「今、明確に分かりました(笑)お子さんの髪の色ですよ。多分、その栗色の髪の毛が原因のようです。染めてはいないよね?
相手はおそらくヤンキーかかって見えたのかも? ですね」「事情は分かりました明日朝礼の時にでも釈明しましょう」 
話すと理解のある校長であり、構えて行った2人は、拍子抜けしてしまった…

翌日 その朝礼が始まり「昨日、ある父兄の方が見えられた。ある生徒に暴力を振るった生徒がいる。先ず、誤ってもらわなくちゃならない。どんな理由があるにしても暴力はやっちゃいけない行為だ!それから、他の生徒も気がついているだろうが、彼は天然の自髪である。見事なまでの綺麗な髪の色で皆んな信じられなかったのかと思うが、昨日 父兄から立証されました。今後、こんな事が起こらないように気をつけて過ごして下さい 以上」

その後、暴力を奮って来た2年生も謝罪をしてくれた。やっと疑いが晴れたようで気分もスッキリした。

しかし自体が美樹生の周りが急変して来た!
あれだけモテなかった小学校から中学校の過程から、急変するくらいの出来事である!
毎日ラブレターが届く事が一年目はまるで「お前はスターか?」と笑ってしまうくらいに届いていた。
バレンタインデー、クリスマス、誕生日…
一変、してしまった美樹生は、浮かれまくり調子をこいてしまっていた…

いつしか、プレイボーイ気取りで浮かれていた時、学校の課外授業で農家の家へホームステイに行く授業科目を受けなくてはいけない。やがて、気の進まぬままにその時を迎えるが、こころは沈む…。

やかて、目的地の農家さんの家に草鞋を脱ぐ
(侍ではござらぬが笑)
そこの家族は3人家族である。娘がいる。1人娘さんらしい。その娘さんの話もチラリとございます。(笑)

経営形態は水稲が主体で養豚もおこなっていると言う概要である。やがて四、五日が経ち
そこの御主人曰く「美樹生くんが農家をするとは、到底思えない。」と言われてしまった
…この人凄いと思った!図星である。
農家に対しては"心ここにして在らず"である

やがて2週間の課外授業も終わり。帰宅の準備を済ませていると御主人に呼ばれ、最後の晩餐会をすることになり改めて家族紹介と兼ねて今後の展開や抱負などを語る事になった。
ホームステイは僕の他にあと2人いて1人づつスピーチするハメになった。
御主人に心なしか読まれている心情に緊張が高まるが、隠さず飾らずイケ!と心に喝をいれた。とうとう、僕の順番でラストに何故か回され御主人…(何か、意図でもあるのか?)

「僕の将来の夢はミュージシャンになることです。何故この学校を選択したかに至っては
父親との葛藤の途中なのです。当然、父は後継者にしたがるでしょう。僕も自信など無いが、やりたかったことを手もつけず諦めてしまうと悔いがのこる。やって挫折して諦めてまた、前を進んだ方が納得が行く…農家も素晴らしい道かも知れません、ただ、そこに魅了する自分の意志を注がれるかにあると思います。今はまだ通過点です。落ち着く先を案内してくれるのは有り難いけど、やっぱり、その先も自分で選びたい。ま、そんなトコです。」それを聞いた御主人が拍手をし出した
これには僕も驚いた!すると御主人がゆっくりと語り出した…「僕は、婿養子でこの家に嫁ぎました…農家の事など全く分からないのに、怒鳴られ、蹴られしながら耐え忍びながら覚えていきました…大昔の話しです。美樹生くんのように与えられた時間を自由に自分の意志で使うことが最高の幸せだと思う。
最初から分かってしまっていた。目を見ると他の2人と違うな…と」

夜は更けもう、11時を回った頃最後の晩餐会を閉じ就寝に入る頃、ここの娘さんから一通の手紙を渡されました。(ラブレター?)
「私も明日、ロンドンへ経ちます。貴方の気持ちに共感されました。縁が有ればまたどこかでお会いしましょう ………」

いや〜〜すんませんネ こんな感じで美樹生のモテ期シリーズをおわらせます f^_^;

明日から平常blogにもどります m(_ _)m

(だけど…なんでこんな話しになっちゃったかな?……ま、いいっか f^_^;)

美樹生

美樹生の窓  【四方山話】日常生活においいての気つ”き

【日常のblog】 北海道の片田舎に住むシニアの独り言を語って居ます。幼少の頃から引っ込み思案で中々前に出ないで いつのまにか大人…COPDと言う厄介な持病を抱え職をリタイア…しかし、立ち位置が変わって見えてきたものもある 果たしてこの先の人生をどう読む…あなたと一緒に考えたい☝️

4コメント

  • 1000 / 1000

  • 美樹生

    2018.03.31 21:36

    @Mr.Ojisan😊 そうですョ 自分が納得する事でゼロになる。そう言うものなんでしょうねー だから勝ち組も負け組も居ず、最後は納得なんですョ (^_-)✌️✨
  • Mr.Ojisan

    2018.03.31 21:10

    @美樹生人生±0でいいんですよね~♪
  • 美樹生

    2018.03.31 20:14

    @Mr.Ojisan人生何が起きるか分かりません。それは、不幸か幸福か…良いことがあればその後の災いや代償、報いがあると言います。なるほどなぁと思う次第です …。🙄