…僕の幼少の頃は 夢は抱かなかった…大概、夢を見て憧れたものがあったり、空想、妄想の世界感的にも描いたりしてみたりするのだろうが、それすらしない、少し変わり者の少年であった…。当然、好奇心も薄く、負けず嫌いなど持つほど、活発な少年でもなかった…
どちらかといえば、小心者で引きこもりの好きな少年であった。
他に好きな事でもあるわけでもなく、どちらかと言えば 落胆し 少し萎縮している少年であった…。
父親が厳格な人で「お前は、家の後継だ、この地を守って行かなければならない。だから余計な考えや構想は厳禁だ!」と言い告げられてきた…。やがて その父親も怪我からの大病にかかり この世を去ったのは19歳の冬であった…。しかし 亡くなった父親の遺言のように 周りからも、(親戚)そう言う目で見られてきた…。これといった好きなモノも無く ただ家から逃げ出したかったのが本音である。 正直、農業は好きになれなかった…。汚いと言うイメージが色濃く残り、少年の目には印象は悪かった。
その一番嫌いなモノを職業に選んで生きてきた…挙げ句の果てに大病にかかり、最悪な人生だと項垂れていると「自分ばかり悲劇のヒロインみたいに言わないでょ!私はどうなのよ?その悲劇のヒロインに嫁がされたのよ!
悲劇のヒロインは私じゃない?!」と妻にシカトされてしまった…。
自分の将来は見えないから、怖いからと言って何もしないで生きていくワケには行かない
…運命が有るとすれば、変えられないとしても 明日の登る朝日が見たいから生きるのだと思う…ハンディーができれば、また新しい 見えなかったモノも見えてくるのかもしれない。人生の道は一本に在らず!…そこから またスタートすればいい。ただ形が変わるだけなんだと…。
いつだって、好き勝手に一人で生きているのじゃない。誰かに知らず知らずに助けられて、迷惑をかけながら生きている…人間って言う生き物は、欲望の塊の生き物だから、ついつい自分庇ってしまう生き物だから…。
ある日、歩道橋の上を歩いていたら、誰かが倒れていた!朝の通勤ラッシュの時間だ!
さて、あなたならどうする?…
助ける?…見て見ぬ振りですか?…
また その逆だと どうしますか?
人生って 続いているとおもいます。
あの時見放した出来事は、我が身に また降り注がれる…。
それを忘れて 自分を悲劇のヒロインに祭り上げてしまう。そして更に時間が経ち やっと気づく…。「僕って 何のために生まれてきたのだろうか?…」その答えは いつか出るのだろうか? 答えの出ないまま終えるのだろうか?
もしそうだとしたら 何故生まれてきたのだろ
……夢を掴む者 掴めない者…その差は大きい
幸せと不幸も同じく その差も大きい…
でも、派手さは無くとも小さな豊かさを感じられたら、それで良いのかも…。
幸せとは「感じるもの」外見の派手さは無くとも…
美樹生
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2018.04.24 23:06
2018.04.24 22:54
2018.04.23 02:07