いよいよ始まった国営公共事業。
この事業 僕の知る限りでは2回目の事業になる筈だ…。初回の基盤整備では 当時…といっても、おおよそ 50年前の話になるが…。
その当時は 水田の1枚当たりの面積は 今の面積の10分の1に満たない面積であった。農業用水路も 今ほど立派ではなく 全部 感で推測して
素掘りの水路であった。すると どうなるか 水が 充分に行き渡らない所があった…。
水に纏わる話をすれば、キリが無いほどたくさんあるが 中でも極めつけは 上方が優先して下流の耕作者はいつも後回しにになる と言う
下流側の不公平さに立腹する者も多数いた いや現在でも続いている。
こう言った農業用水路のインフラや水田に於ける 長年の永年劣化の暗渠排水による 水はけの問題など 現場での耕作者の長年の苦悩を助けると言う意味もふくまれる。
それは、事業の中身についての話しであり専門的な話をされても 何のことやら?…と思う人は多いと思う。ま 農業者のための補助事業なのだと思って結構であろう。
この事業の主体は やはり 非耕作地の復興や農業後継者不足対策 新規就農者対策など 謳っていることは立派なのだが、その事業に関わる経費は国が九割 農業者が一割と謳っている…
国って 一次産業に回せれるだけの金はあるのだろうか?…と疑問視してしまう…また安倍晋三さん 得意の増税なのだろうか?…
中身を少し掘り下げて見よう、少し理解し難い部分もあるかも知れないが ごかんべんを…
この事業を取り行うに当たっては 当然 耕作者と受益者にわかれる 即ち 賃貸契約の関係だ。
当初 この事業に当たり 何方が経費を負担するのかと大きな問題になった。 借りた側の者は
「自分の土地じゃないのだから土地の所有権のある人が払うべきだ!」とか言っていた しかし 貸した側の者は「耕作出来なくって貸しているのに 所得だって安い賃貸料金で生活しているのに どこに 耕作もしてないものに借金してまで 出来るか!しかも 借りた側は好きなように 条件を満たしていける これって虫が良すぎやしないか!」などと 話も決裂するかと思われたが 5年 10年 と経てば 考えも変わり
お互い丸くなったようだ。
しかし これは所感だが10a当たり 2%の手出しのこの補助事業…面積を抱えている耕作者は大きな出費になる…。それに借地料金だ…。
しかも 工事のために耕作出来ない期間も出てくる その損益はどうするのか? また国が保証するのだろうか? また 負債を抱えて 国民がなくのだろうか?… 明日の農業を目指すと言う立派なテーマはいいが また国民にのし掛かる重税…果して農業はよくなるのだろうか? その先は分からない…。一次産業ほど国の保護を受けているのに 何故 後継者が生まれない?
基盤整備をすれば後継者は生まれるのか?…
違うような気がするが?…
今年の様に 7月初めの頃まで続いた低温…
生育状況は ハッキリ言って悪い! たった一年
こう言う年があれば 農家の家計は苦しくなる
それは 如何に農業経費のかかる職業だからだ
お天道様次第の この職種 今風じゃないと若者は見ているのだろうか?…
いつか ある若者に質問された事があった…「ね? なんでこんなに儲からない職種にこだわっているの?」 実は 即答は出来なかった…
その時必至に答えた言葉は「誰にも束縛されず生きていくのが一番合ってるからさ」であった…。
美樹生
2コメント
2018.07.22 20:53
2018.07.22 12:28