下の娘が帰って行った?…いや、去っていったと言う言葉にしよう…(認めたくない?…)
2人の娘が居て妻がいて僕が居て家族が成り立つ。…ずっと、そう思って来ていた…
この世に誕生した我が子は僕ら夫婦の手で育ってきた。
幼少期…成長期…思春期…成熟期…その一部始終を見てきたつもりだ…
自分も同じであったのだろうなぁと、やっとこの頃気づいてきたように思う。
子を持てば、何は旅立つ時が来ると言うのは遠巻きに眺め虚ろな目で見ていたのだろう…
いつかは巣立つ宿命の旅立ちである…
寂しいと言う言葉は、旅立つ子に向ける言葉ではない…と始めて気づく…。
愛し合い、夫婦になって愛する子を持つ親になり家族となる。
家族のアルバムのページの枚数が増えていく…幼少期…成長期…思春期…成熟期…その何れもが自分たち夫婦の思い出のアルバムに残る…。
やがて子は巣立ち、また二人きりの生活に帰る…その二人きりの生活も、いつかは来る独りきり…
やがて独りになった何方かが、逝く…
そこでアルバムも閉じてしまう…。
そして誰も居なくなった…
されど時は刻まれて行く…チクタク チクタク チクタク……
美樹生
3コメント
2018.09.19 13:27
2018.09.18 21:39
2018.09.18 20:58