……僕の父は僕が19歳の時に他界した
生まれてから父とは会話もなく何も理解しないまま育ってきた…従って何も教えてもらった事などなく、遊んでくれた思い出も無かった…ただ、一度だけ小学生の頃友達の家でテレビを夢中になって観ていて帰りが遅くなり 辺りも暗くなってしまい慌てて帰ってきたところに父が仁王立ちで「今何時か知っているか⁈」と言った途端にビンタが飛んできた!!一晩中泣いた記憶だけが残っている…
やがて僕も大人になり子を持つ身も経験し あの頃の父との環境とは違うことに改めて気づく…あの頃の環境は今とは違う関白時代であった 嫁 即ち母は家族の中では姑より下 場合によれば長男が居ればその下に座る…
幼少の頃何故か祖母から「男が台所に立つものではありません!水が欲しけりゃ女供に言いつけなさい!」と叱られたものでした…。
父は僕と違い学力優秀で学校には一週間に3日行けれれば良い方で後は家業のため働いていた…自分にも厳しかった父をこの頃やっと分かってきた気がした…
ずっと父を恨んで生きてきた…あの頃の時代背景と今じゃ違うけど、家族を思う気持ちは大事なんだと改めて気付かされた
今日、僕の本棚から父の書き残していった日記を読んだ…。
美樹生
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