サスケ
この家の先住者である。
生まれてきた場所は離れの倉庫の二階であり三匹のウチの唯一の雄猫であった。発見したのは当時、未だ小学生であった次女の娘でした。
娘が見つけたのをキッカケで、母親猫は育児放棄し 二度と戻らなくなってしまい しばらくの間 家で育てることになった…その後メス猫の2匹は里親に貰われて行った… 少し寂しものが去来したが 幸せになるための出家として受け止めた…。
その後サスケにも苦手な先住者がいた… 。同じくオス猫のペルシャ系の少し気性のキツイ猫である。飼い主の僕でも手をヤク事もあるくらいだ…。
そんな 2匹のオス猫が同居させるには かなり 至難の業が必要なのかと覚悟して構えていた。
しかし 先住者のプッチはプライドは高く威嚇の声は発するが 手は出さなかった!要するに上下関係を教えているようにである。
こうして2人ならぬ2匹は距離を置いた関係で過ごしていたが… プッチの身体はその間にも少しずつ蝕まれていた…
病が発見したの末期の腎臓病であった! 猫にとっての腎臓病は大変な大病で助かる見込みはほとんどない… 人間であれば、透析と言う方法があるが…猫には無い… もしあったとしても 人間よりも高額な医療費がかかるとのことである…。
プッチとの最後の日は 深夜の秋深い11月末…正に今日がその日である…。
僕の腕の中で 痩せこけた体で 最後の一鳴きを振り絞るように鳴き 17年間の感謝をくれたかのように鳴き目を瞑った…。
今のサスケも13才になり元気で居るはずだったのだが、6年前の猫同士の格闘による負傷が無ければ 何不自由のない幸せな日々を送っていた筈なのだが…。 三半規管の神経挫傷により平衡感覚が損なわれ真っ直ぐに歩く事が困難になりました…。
それでも ストレスを抱えながらも 体が不自由にも関わらず 外へ散歩に出ようとします、と 言うより出てます!
まるで 歩かれなくなる事が怖いかのように… 自分に厳しいということに また一つサスケに教わったような気がする。サスケは僕のペットなのだが ある意味では 尊敬に位置する者にも見える時がある… 。改めて 自分のペットに感謝の念を抱いた。
雌猫のココはビビリ屋さんでお喋り猫である。メス猫と言う強みもあるのかサスケも譲る場面もあったりする。
しかしサスケの方が先住者。そこら辺の権威はあるようだ(笑)
しかし サスケには絶対的なハンディーがある。そう 後遺症だ…。 それに気が付いたココは影ではささやかな抵抗をしているようだ(笑)
餌を サスケの場合は あまり体を伏せないで食べれるように台をしてその上に餌皿を置いてある。そこにココがこっそりと食べに来ているようだ。餌が何故 サスケのだけが減るのが早い…?
一目瞭然である。(笑)
たまに ココちゃんに「ココの餌はこっちでしょう!」と叱るように言うと…
何か話しているように 「ニャ ニャ ニャ……」と ずっと喋っているように鳴いている…爆笑である🤣
そんな こんなんで毎日 サスケの苦悩をココちゃんの笑いで紛らわすように暮らしています。この2人結構気が合っているのじゃないのかな と勝手に思っている次第です。(笑)
3コメント
2017.10.30 21:27
2017.10.30 19:29
2017.10.30 15:39