2018年 国際秩序崩壊の危機⁉️

米国はトランプ大統領の就任で、自国第一主義、孤立主義に傾斜することがハッキリした。環太平洋経済連携協定(TTP)からの離脱、北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉を明言し、北大西洋条約機構(NATO)や日米間・米韓間などの同盟関係についても見直すことを考え始めている。トランプ氏は温暖化対策の国際的枠組みであるパリ協定からの離脱を示唆している。米国の利益にならない国際問題には一切関与しないと見られる…。

英国はEUや他の国々との自由貿易協定の締結に忙殺される事になる。国際問題に関与する余裕はほとんどないのではないか⁈…  独仏などを主要国とするEU各国は英国との再交渉と国内の選挙に翻弄され、さらに域内の社会的分裂、難民問題、南北問題、ユーロ問題などに注力せざるを得ないだろう。

中国は習国家主席が国際化の旗印を掲げて「貿易戦争はどの国にも利益をもたらさない」と演説してみたものの、主要経済国の中で、国際化・自由化が遅れているのは明白だ。また、国内の経済問題や格差問題、民衆の不満や国内政治に対応する必要があり、国際問題解決にリーダーシップを発揮する意思はないとみるのが自然だ。ロシアはトランプ米大統領の誕生で経済制裁が解かれる可能性はある。だが、欧州からの不信は根深い。こうしてみると、世界を引っ張る国が見当たらない。
今、世界の主要国は7カ国だろう。国連安全保障理事会の常任理事国である米国、中国、英国、フランス、ロシアの5カ国に加えてドイツ、日本だ。その中でも唯一安定しているのが、実は日本なのだ。

ダボスで日本からの参加者が面白い説明をしていた。「日本はなぜ安定しているのか」との質問に対し「悪いことは全て経験済みだからだ」と答えていた。

1980年代に資産価格が急騰し、90年にバブルが崩壊した。90年代後半には金融危機に陥り大規模な銀行や証券会社が破綻し、2000年後半には政治不信に陥りポピュリスト的な民衆党政権が誕生、リーマンショックも体験した。

一方、欧米は、資産バブル崩壊や金融危機、経済停滞、社会の分裂とポピュリスト台頭などが、リーマン・ショック後半の短期間に一挙に集中してやってきている。

日本は全てをすでに経験し、それらを乗りけえた上で安定を勝ち得ている。だが、欧米は今、正にすべてと戦っているのだ。だから、日本は他国に比べると盤石な状態にあると言うのだ。なるほどだ…。

戦後70年を経てつくってきた世界秩序は崩壊しつつある…。次に生まれてくる秩序は自国第一主義的な集合体で、多極的で弱い秩序になるであろう…。
そんな世界の中で、日本は自立し、経済的にも外交・軍事的にも社会・政治的にも強くなる必要がある。主要国で最も安定している日本が、世界で果たす役割は大きい。

こんな 真面目な一面もあるんだょね〜 f^_^;
thank you 👍(^ー^)
George Clooney


美樹生

美樹生の窓  【四方山話】日常生活においいての気つ”き

【日常のblog】 北海道の片田舎に住むシニアの独り言を語って居ます。幼少の頃から引っ込み思案で中々前に出ないで いつのまにか大人…COPDと言う厄介な持病を抱え職をリタイア…しかし、立ち位置が変わって見えてきたものもある 果たしてこの先の人生をどう読む…あなたと一緒に考えたい☝️

2コメント

  • 1000 / 1000

  • 美樹生

    2018.01.04 07:32

    @Mr.Ojisanf^_^; 即興です😅😁
  • Mr.Ojisan

    2018.01.04 07:31

    国際政治学者さんでしたか。。。